親孝行するまでは死ねない

思考錯誤の日々を綴っていこうと思いました

昨年の吃音訴訟判決から一年?

 昨年、吃音の男性が仕事をクビになり、再就職しようと模索するも就職先がなく『吃音だから就職できない』と裁判を起こし、吃音者の間では話題になりました。

mainichi.jp

 結果は予想通り敗訴。

この判決は妥当である。

 というのも『原告男性が就職できないのは吃音だけじゃなくて、年齢や経歴など他の要因の影響が大きいんじゃないの~?だって今まで普通に採用されて働いてたわけで、何で今頃吃音で障害者申請するの~?』という判旨である。

 

 もちろん判決文にそんなことは書いてませんが、ざっくり言うとそういう意図ですw

 原告男性もおそらくそれは分かっていて、だが他に方法もなく、自分の吃音を通じて日本全国の吃音者の苦労を代弁広告する意味もあって、行動を起こしたのだと思います。

 

 海外では吃音は障害認定され、一定の理解も支援もされるが日本では個性だとみなされて終わる現実。

 

 本件で市側は「国は吃音を精神障害に分類される発達障害に当たるとしているので、身体障害者手帳の交付対象にならない」と主張したが、判決は「個別具体的な障害の程度」に基づいて判断すべきだと指摘。その上で原告は訴訟の本人尋問などで意思疎通ができているとして交付対象とならないとしました。

 

(・ω・`)うーん 納得いかぬ

 

 

 

 吃音と困る場面が近しい障害として聴覚障害がありますが、なぜ聴覚障害は障害認定されて、吃音はよほどの重度でない限り障害にならないのでしょう。

 吃音は話す本人が言いたいことが言えなくて困りますが、聴覚障害は本人はそれほど困らないですし、手話や筆談といった対抗策もあります。困るのはむしろ手話や筆談を強いられる健常者の方。

 無論、疎まれるのは吃音者も聴覚障害者も変わらないですが、吃音者も聴覚障害者を装って普通に話すのを拒否して手話や筆談を強要して行けばいいんでしょうかw 

(・ω・)なんか佐村河内さんみたいだな…

 

 確かに吃音者も意思疎通するだけならできるでしょう。しかし困るのはそういうことではなく、就職の面接で落とされるとか、吃って発言力がなくなって虐げられていくとかそういうことなわけでしょ。

 にもかかわらず、常時吃ってないと障害扱いされないという基準。障害の中でも吃音はホント割を食ってると思います。

 たとえるならば、強姦事件の被害者並みに損です。言えば傷モノ扱いされて損するし、黙ってれば傷が癒やされず損、

 ただいずれにせよ結婚できない(つω`)

 

 健常者の中には言葉を話さない仕事選べという人もいますが、文系や体が弱い人間は無理です。

 おそらく、吃音で女性で不美人で肉体も不健康、というパターンの人が一番窮地に立ちますが、その場合場末の風俗嬢にならざるを得ない人が多いと思います。

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 日本って生活保護や障害者年金など社会保障が無駄に手厚いのに、それらに一切かからない吃音。まあ、私の場合椎間板ヘルニア等の慢性疼痛もそうです。

 なのにただ不摂生な生活して糖尿になったり、自分で親指切り落としたり、親が無資力で自分が働く気がないだけで行政からお金をもらえたりする。

 

 まあ、これも社会の不条理のひとつといえばそれまでですし、行政に乞食するために必死に騒ぐ気もないですが、全然愛国心が湧いてこないのも事実w 

 

 しかし、こういった不平等を招くくらいならベーシックインカムのほうがいいとは思います。

 大して保険料納めてないご老人が納めた額の5倍以上の金額、月30万程度年金もらってるのも理不尽ですし。

 

 日本が気に入らないなら出てけよという意見もありましょうが、不動産所有してればそうやすやすと出れないですしね…。

 

(`ω´)マッタク

 

 (・ω・)まあ真面目に頑張ってもバカ見るだけだよね~っていう価値観は吃音者だけではなく、一般健常者の世界にも波及しているとは思いますけどね。

 

 真面目なだけじゃ生き残れない。

 

 

 吃音だけど努力して立派な人になりたい。。

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