親孝行するまでは死ねない

思考錯誤の日々を綴っていこうと思いました

障害者とは何だろう

 本日は障害者就労支援施設に行って参りました。

 

 司法書士試験の結果は記述以外は8月半ばに基準点が発表されて択一は大体分かりますが、記述を含めると正確かつ最終的な結果は10月まで分かりません。

普通の人はそれまでモヤモヤしながら勉強を継続したり、仕事をしたりするわけです。

 

 私もその一人で、それまで何かしらバイトなりして多少なりとも勤労収入を得たいわけですが、腰椎椎間板ヘルニアの悪化で通常の肉体労働系のバイトが難しくなってしまったのです。

 かといって、話すことがメインの仕事、特に営業販売接客系は吃音のせいでしんどいですし、そもそも採用されるかも怪しいです。

 ゆえに、それらの事情を話して、いっそのこと法律以外の専門職の職業訓練を受けて、何かしらスキルを身に付けようと思った次第です。

 

 私自身障害者手帳を所持していませんし、何か継続して公的医療機関に通院してる事実もないので、利用は難しいかな~と見越していました。

 

 しかし何事も経験。行ってみてダメだったらそれはそれでいいし、どんな人が利用してるのか覗いてみるのも人生勉強のひとつではある。そう思って伺ってきました。

 

 すると、対応して頂いた職員の方は大変親切でありがたかったのですが、やはり私は障害者には該当しないようで利用はできない可能性が高いということでした。

 もしどうしても利用したい場合は、精神科に通って吃音で障害者の認定をもらうか、発達障害の診断をもらうかといった対応が必要とのこと。

 椎間板ヘルニアに関しても車椅子や下半身麻痺レベルに達してないと障害とは見なされない可能性が高いとのことでした。

 

 ここまではほぼ予想通りだったのですが、吃音のはずの私のほうが職員の方より饒舌で、椎間板ヘルニアの私のほうが何だか健康的な体をしておりました。

 

 途中、利用者の方が訓練の一環でしょうか、麦茶を差し入れて下さったのですがどこか自信なさげで恐縮されていました。

 

 何が言いたいか。見えない障害を持った人は非常に曖昧な存在です。自分で健常者だと言い張れば健常者ですし、隠れて精神安定剤等服用していてもそれがバレなければ健常者扱いです。他人に迷惑を掛けない限り健常者みなしがあるという現実。

 

 劣っていることと、障害をもっているのはやはり別のこと。一般的にどうあがいても治らない病気や疾患で、そのうえ仕事に支障がでるものを障害というわけではありますが…。

 

 そんなことを感じた次第の本日の体験でした。もしかしたら今度は通常のハローワーク職業訓練に行くかも。